【アクションディ】ご来場ありがとうございました!

世界摂食障害アクションディ2017

日時:2017年6月4日(日) 10:00~16:00 政策研究大学院大学
主催:一般社団法人日本摂食障害協会
特別協力:国分グループ本社株式会社、株式会社ミュゼプラチナム
協力:味の素株式会社、日清オイリオグループ株式会社、ハウス食品グループ本社、ホリカフーズ株式会社、株式会社丸善、株式会社明治、雪印ビーンスターク株式会社、雪印メグミルク株式会社

「世界摂食障害アクションディ2017」にご参加頂きまして誠にありがとうございました。昨年から始まった本イベントは、摂食障害で苦しむ方やその家族、専門家、研究者、サポーターらが国境を越えて団結し、摂食障害の啓発と支援活動を世界中で同時に行う啓発イベントで今年で2回目です。

東京・港区の政策研究大学院大学にはおよそ200人が集まり、セルフグループや個人の活動紹介ブースだけでなく、摂食障害の人も食べやすい栄養補助食品や、専門書の販売などの企業ブースなどをあわせて28個のブースも出展をしており、参加者が立ち寄り賑わっていました。

開会のご挨拶として当協会 理事 末松弘行先生より2017年度の活動報告をさせていただきました。今年度は日本財団に助成金を頂くことになり、大きく3つの活動を計画しております。

1つ目は、摂食障害の啓発活動として全国5箇所(東京、大阪、北海道、愛媛、熊本)で、当事者・家族向け、専門家向け、アスリート・トレーナー向けに合計12回の無料の勉強会を実施します。

 

日本では専門治療機関が未だなく、患者やその家族は治療情報や治療先など情報を受け取るのも困難な状況に置かれています。そこで、2つ目として無医療機関都道府県の解消を目指し、摂食障害患者の受け入れ可能な全国の病院リストの調査、作成を行います。

3つ目は、メールによる医師、臨床心理士、管理栄養士などによる情報提供相談窓口の開設を行います。月内を目処に協会のサイトから予約を開始します。

勉強会の情報や相談窓口の情報は順次協会のWEBサイトやSNSで配信をしていきますのでご確認ください!

続いて、共同調査発表はミュゼプラチナム社の一般女性4000人を超える会員にアンケート調査を行い、分析を担当した当協会フェロー 臨床心理士 小原千郷 先生より発表が行われました。

 

「摂食障害」という病名については、「拒食症」「過食症」よりも認知度が低く、今後認知度を高めていく必要があることや、「摂食障害」の原因は「過度なダイエット」と思われがちだが、いちばん多いのは「ストレス」であることなど、一般女性に多い誤解や偏見が明らかになった。アンケートから誤解・偏見の多い項目については正しい知識の啓発になることがわかり、今後も調査、情報提供を続けて参ります。

調査結果参考:https://www.jafed.jp/pdf/reports/recognition-survey.pdf

基調講演ではジャーナリストの江川紹子様にご登壇をいただき、「ジャーナリストでさえもダイエットが原因だと思っていたこと」「病気について、わかったつもりになるのが問題。偏見に惑わされずに正しく理解する必要がある」など女性刑務所やオウム事件の話などの話も交えてお話いただきました。

摂食障害は周りにカミングアウトをしたり、顔を出したりということがなかなか難しい疾病ですが、摂食障害を知ってもらうために・・とご協力をいただき、顔出しをして「経験者の声」として3名の方がお話をしていただきました。

摂食障害になってしまうきっかけも、病気との付き合い方も、回復の仕方も、人それぞれ違います。ただ、皆さん「生きて!」「必ず回復する!」「周りの助けが必要なので、手を差し伸べて欲しい!」と力強くお話いただきました。

また、昨年の当協会の設立発表会でご登壇をいただき、NHKなどの取材もうけていただきましたラファーファモデルのNaoさんが今年も参加してくれ、昨年ご登壇頂いて以降のご自身の活動や周りの反応などをお話いただきました。

 

午前中の部の最後はご協力いただいた企業様にご登壇いただき、ブースでサンプリングをしてもらっている商品の特徴などをご説明いただきました。

午後はセルフグループや個人で活動をされている当事者の方の企画を中心に進めました。メイン会場では当事者グループの代表者を中心に経験者や専門職による摂食障害の支援や回復について、それぞれが自分の思うところを順番に語りました。別会場ではマインドフルネスのアクティビティを経験できるプログラムなどに分かれて参加しました。また、「私のグループ、活動を知ってください!」では1分間のスピーチとしてグループ紹介や活動紹介に多数の団体、個人の方にご参加いただきました。

午後はメインホールでは15歳~22歳の7年間、摂食障害を経験されたヨガインストラクターの山口紘実さんによるヨガのプログラムを開催。ヨガの座学など心が楽になるヒントや座ったままできる、ヨガの呼吸法、太りにくい体になるためのセルフ骨格調整体操を教えていただきました。別会場では普段セルフグループや家族会が行っているデモやプログラムを体験できる体験型のワークショップを3会場で開催。参加者は参加したいプログラムを選んで参加されていました。

当協会の副理事長 山岡 昌之先生より閉会のご挨拶をさせていただき、無事終了!

 

 

 

アンケートではセルフグループなどのブースが多くて驚いた!
同じ環境の人、気持ちがわかってくれる人がいて勇気づけられた!
経験者の声はとても共感できた。頑張ろうと思った!
親として子供の気持ちを少し想像することが出来た。勉強になった!
テレビや複数の企業が会場にきていて、摂食障害が病気として正式に社会に取り上げられている感じがして嬉しかった!

など沢山のご意見を頂きました。一方で

まだまだ摂食障害に関する正しい知識の啓発が必要!
もっと勉強会などを全国規模でやってもらいたい!
治療機関の情報が欲しい!
動画を含めたインタネットなどでの情報発信をして欲しい!
来年も参加するので楽しみにしています!

など協会に対する期待の大きさ、責任も感じました。

当協会では、引き続き、患者、ご家族への支援を中心に一般の方への疾病啓発、専門家への講習会など開催していき、協会自体の強化も図って参ります。

いま一層のご協力を賜わりますようお願い申し上げます。