摂食障害治療では、症状を正しく理解し対応することが大変重要です。背景にある様々な心理的な要因に目を向けることで、ご本人が抱えておられる症状の意味合いがより理解しやすくなり、今後の治療の方向性を決める大きなヒントが見えてくることがあります。
第6期は背景要因『生きづらさ編』です。摂食障害の方にみられやすい生きづらさ、そして最近摂食障害との関連性が指摘されている『神経発達症(発達障害)』(自閉スペクトラム症 ASD、注意欠如多動症 ADHD)の特性がある方の生きづらさについても解説します。背景にどんな生きづらさがあっても、摂食障害が回復に向かえるためのアプローチの在り方について参加者の方と一緒に考えてみたいと思います。
今年度最後の家族向け講習会になります。オンデマンド講義(学習)+ライブ配信講義がセットになっており、ライブ配信講義当日までに事前講義(学習)をお願いします。ライブ配信講義当日は架空事例での事例検討やQ&Aなどを中心に行います。
第5期・第6期の講師は以下の通りです。
竹田剛 (神戸学院大学心理学部・公認心理師)
木村記子(社会医療法人 なにわ生野病院心療内科・医師)
鈴木朋子(大阪樟蔭女子大学 健康栄養学部・管理栄養士)
武久千夏(社会医療法人 なにわ生野病院心療内科・公認心理師)
<プログラム>
第6期:摂食障害の背景にある「生きづらさ」(背景要因・生きづらさ編)
第1部
いろいろな生き辛さと摂食障害 ~ 神経発達症との関連性 ~
第2部
摂食障害の回復に必要なもの
第3部
生き辛さへのアプローチ
ライブ配信講義
2023年1月22日(日)10:00~11:30
<内容>
・それぞれの背景要因に関連した架空事例を用いた事例検討会
概要・参加する